2012年5月 3日 (木)

2012年5月3日の天気図解説(太平洋側で大雨)

2012年5月1日21時(JST)イニシャルの予想図をもとに解析を行った。

Img_0001 ・T=12(2日9時)50高度場。九州と四国の間付近に谷がある。谷の付近は、渦度0線がはっきりしていないため、Jetはそれほど強くないと思われる。谷の移動速度は遅いと考えられるため、崩れた天気が長続きしてしまうと思われる。
Img_0006

・T=48(3日21時)50高度場。谷はまだ紀伊半島付近にある。36時間で数百kmしか進んでいない。一方谷はだいぶ深くなっており、中心付近にはカットオフした低気圧が見える。Jetはあまり強くなく低の速度場この後もゆっくりである。

Img_0009 ・T=12の50温度場。等温線は東西に走っており、間隔も比較的広い。関東から九州にかけて広い範囲で湿った空気に覆われている。
Img_0014 ・T=48の50温度場。等温線の形は低の前面で北に大きく膨らんでおり、前面で暖気移流、後面で寒気移流の形になっている。まだ発達のステージと思われる。湿った領域は東日本に移動してきており、西日本は徐々に乾いた空気になっている。
Img_0017 ・T=12の85相当温位。低の中心は九州の東側にある。相当温位の明瞭な集中帯は見られないが、同時刻のASASには図の位置に温フレ、寒フレを書いている。温フレの位置はわからなくもないが、寒フレの位置はちょっと強引?しかし、温フレしかない前線は書けないのでこの形が妥協点か?
Img_0021 ・T=48 85相当温位。低の中心は関東地方まで進んできた。また青森県の西側に新たに低が発生した。ASASでは、関東の低を閉塞させて、閉塞前線を引いている。関東沖の東経145度付近に閉塞点をおいている。
しかし、この時点で日本海の低から南西方向に相当温位の集中帯が伸びており、温フレのような形態になっている。また日本の南海上の相当温位集中帯は徐々に崩れてきている。閉塞前線を引くのが早すぎたような気がする。
20120502090000 ・2日9時の衛星画像(可視)西日本には濃白色の雲域がかかっている。特に四国地方に濃い雲がかかっている。
20120503090000 ・3日9時、低の中心は紀伊半島付近にある。関東地方に白い雲がかかっている。
201205030900001 ・3日9時のレーダー解析雨量。西日本の雨はほとんど降っていない、雨の中心は関東に移っている。東北地方はこれからだろう。

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